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SEO対策に大敵な重複 コンテンツとは

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SEO

2020/10/28

ホームページを制作する場合には、当然SEO対策も行うのが一般的ですが、そのSEO対策を実行している時によく問題になってくるのが重複コンテンツです。

重複コンテンツは「コピーコンテンツ」などと呼ばれることもあり、SEO対策の足を引っ張ることがあります。

重複コンテンツについて、その内容や対策などについて知っておきましょう。

重複コンテンツとは

ホームページ制作で欠かせない方法と言えばSEO対策です。

実施することによって、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの上位表示が可能になります。

SEOというのは、ホームページの運営ではとても大切な対策のひとつであり、今後のことを考えるとしっかり対策をしておかなければなりません。

中には、SEO対策をそれなりにやっているはずなのに、「どうしてもGoogleやYahoo!の検索順位が上がらない」という人もいるでしょう。

それには様々な原因が考えられますが、重複コンテンツが原因である可能性もあります。

ホームページの運営では、重複コンテンツはNG行為になりますが、そもそも重複コンテンツとはどのようなものなのでしょうか。

特にホームページ制作や運営が初めての人にとっては、とても気になる点ではないかと思います。

重複コンテンツというのは、同一のサイト内、あるいは異なるサイトの間でコンテンツの内容が全て、またはほとんど同じ内容になっている状態のことを言います。

重複コンテンツは、次のようなケースでよく発生しています。

「大手の通販サイトなどに掲載された商品を説明する文をそのまま丸ごとコピーして、自分のホームページやブログで紹介している商品の説明文として流用する」、「大手や人気の高い通販サイトに掲載されている、色違いやサイズの異なる商品ページが複数ある場合、その商品内容をそのままコピーして自分のサイトに掲載する」、「ドメインの違う複数のサイトで、掲載内容が全て同じ、あるいはほぼ同じ」などです。

他にも様々なものが考えられますが、そのような重複コンテンツがある場合は注意が必要です。

重複コンテンツが良くない理由

ホームページ運営では重複コンテンツに注意する必要がありますが、それではどうして重複コンテンツが良くないのでしょうか?

重複コンテンツが良くない理由としては、次の3つが考えられます。

検索結果に表示されなくなる

ホームページ運営を成功させるには、いかに多くのユーザーからアクセスしてもらうかが重要です。

そのためには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの順位を向上する必要があります。

検索エンジンとして有名なGoogleにはbot(クロールロボット、クローラー)があり、botはネット上にある数多くのホームページを閲覧し、新鮮な情報を持つページを優先的にインデックスする傾向にあるのです。

似たようなホームページがたくさんあると、後発のURLがクロールされる可能性が少なくなります。

さらに、Googleは可能な限り違う内容の情報が掲載されているページを表示することで、ユーザーの混乱を回避して、検索上の利便性の向上を図っていることから、重複コンテンツのページがあると、それを検索結果に出現させないように調整しているのです。

つまり重複コンテンツが掲載されたページは検索結果には表示されないことを意味しているのです。

ホームページ内に重複ページがあると被リンク評価分散に繋がる

重複コンテンツが良くない理由としては、被リンクの件もあります。

つまりサイトの内部に重複したページが存在していると、被リンクの評価が分散されることがあるのです。

例えば、サイト内に重複したページが2つある場合、本来ならば1つのページに100ある被リンクの評価が、それぞれ半分に分散されることになります。

具体的には100ある評価が重複コンテンツのために、Aの部分が50、そしてBの部分が50といった感じです。

このように評価が分散される可能性があり、検索結果にも大きな影響を与えることになります。

Googleから受ける評価は、自動的にひとつの処理にまとめられることもありますが、分散すると、1つのサイトが100%の評価を正しく受けることができなくなります。

その状態が続くと、検索エンジンでの上位表示の妨げになることもあるのです。

ペナルティの対象になる

重複コンテンツなど、無断でコピーされたコンテンツは、Googleでのペナルティの対象になります。

検索順位で上位表示させるために他社のホームページにあるコンテンツを真似たりコピーしたり、ページの数を故意に増やすために同じ内容のページをサイト内部に複数設置するなどの行為は、悪質なサイ運営とみなされることがありますので注意が必要です。

ホームページ制作では重複コンテンツは避けたいところですが、そのままコピーするなど、その内容が過度のものでなければ、それによってすぐに評価の対象になることはありません。

Googleでは運営上、悪質と見なされるサイト以外のものにおいて、重複コンテンツは自然に発生するものと認識しているためです。

重複コンテンツを見つけるには

ホームページ制作では重複コンテンツを避ける必要がありますが、それでは重複コンテンツはどのようにして見つければいいのでしょうか。

ページ数が少なければ見つけやすいかもしれませんが、あまりにも多いと探すのに時間が掛かったり、どれが重複コンテンツなのか判断できなかったりなど、自分ではなかなか見つけられないこともあるでしょう。

ホームページ内のコンテンツを改善して対処する際は、まずは重複判定を行う必要がありますが、その方法として最も早いのが検索エンジンの利用です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用して、自分のホームページ内のコンテンツ内容の一部を検索すればいいのです。

検索エンジンで検索した結果、自分以外のサイトが上位表示されたら、同じ内容のコンテンツがある可能性が高いと見ていいでしょう。

自分のホームページより上位に表示されているサイトも確認してください。

そこでは「Ctrl+F」のページ内検索を行い、その結果、同じコンテンツがあるかを確認しますが、もし重複しているものがあれば表示されます。

重複コンテンツの探し方はいくつかありますが、より精度の高い方法を試したい方は、コピーコンテンツ専用のチェックツールの利用をおすすめします。

チェックツールはネット検索で見つかりますので、その中から使いやすいものを選ぶといいでしょう。

重複コンテンツを見つけた場合とその対処法

コピーコンテンツ専用のチェックツールなどを利用して、重複コンテンツらしきものが見つかった時は、早めに対処するようにしてください。

ホームページを制限する際に特にページを追加する場合、あるいは他サイトにコンテンツを提供するような場合は、重複コンテンツに十分に注意を払いましょう。

重複コンテンツとみなされるケースとしては、以下のものが見られます。

正規化されていない

URL重複コンテンツとして見なされるものしては、正規化されていないURLがあります。

これは「URLの末尾にindex有り、あるいは無しのURLが混在している場合」、「www有り、無しのURLが混在している場合」、「httpsやhttpが統一されていない場合」、「独自ドメインと初期ドメインが混在している場合」、「パソコン用のURLとSP、あるいはモバイル用のURLが混在している場合」などです。

以上のようなケースでは、1:301リダイレクトがおすすめです。

1:301リダイレクトというのは、検索エンジンのブラウザに対して、URLが転送されたことを示す方法になります。

具体的には次のものです。

例 え ば 、「www.homepage.jp」、「homepage.jp」、「www.homepage.jp/index.html」、「homepage.jp/index.html」といった4つのURLが存在する場合、その対象になる「www.homepage.jp」 を 正 規 化 す るURLと し て301リ ダ イ レ ク ト す れ ば 、「www.homepage.jp」に転送されて、URLを統一することできます。

canonicalタグを設置する

canonicalタグの設置で、これはhtmlの内に統一する、URLのcanonicalタグを設置するもので、それによってURLを正規化することができるようになります。

具体的には次の通りです。

例えば、「www.homepage.jp」を統一したいURLであれば、次の内に記載することで、Googlebotに対して正規URLを認識させることが可能です。

<link rel=”canonical” href=”www.homepage.jp”>このように統一するURLが決まっている時は、転送されるとURLもユーザーに認識されやすくなります。

そのためURLを正規化する際は、301リダイレクトが推奨されているのです。

301リダイレクトとは、htaccessファイルを利用したサーバー側からの転送処理です。

サーバー内には、htaccessファイルに対応できないものもありますが、環境要因によって301リダイレクトができない時はcanonicalタグにて対応する必要が出てきます。

alternateタグの利用

次はalternateタグの利用です。

ホームページがパソコン用とSPやモバイル用のURLになっている時は、alternateタグを設定する方法があります。

具体的には、パソコン用ページにSPやモバイル用のページを記述して、後はGoogleクローラーに伝達することになります。

例えば、以下にあるalternateタグを、内に記載することになります。

同時に、SPやモバイル向けページに、パソコン用ページのcanonicalの設定も行う必要があります。

ここでのcanonicalタグは、SPページをパソコンページに正規化するために必要な作業です。

サイト内に定型文が繰り返し使われている場合

重複コンテンツのあるホームページの中には、定型文が繰り返し何度も使われているものもあります。

こういうケースでは、ホームページ内部のテキスト量を増やす目的で全ページに同じ文章を入れることがあり、それが重複コンテンツとして見なされることになります。

定型文が繰り返し使われている場合の対処法としては、オリジナルコンテンツの設置があります。

重複コンテンツを調査できるツールなどを利用してサイト内の重複度合をチェックして、その後に各ページに重複しないコンテンツを設置していくことになります。

他サイトにコンテンツ提供している際にそのコンテンツを盗用される

重複コンテンツとしては、他のサイトにコンテンツを提供する、いわゆるシンジケーションのケースで、提供したコンテンツを盗用されることがあります。

この場合の対処法としては、重複先であるサイトの評価をさせないようにします。

異なるドメイン間で重複コンテンツが発生しているホームページの場合であれば、提供先に対して該当URLをrobots.txtでクロール拒否設定してもらう、あるいは提供元のURLを設置してもらうといいでしょう。

このようにコンテンツを盗用された時は、とにかく提供元の評価をさせないことが大事になり、これがオリジナルコンテンツの正当評価に繋がってきます。

削除の申し立てをするのもおすすめの方法です。

自分のサイト内のコンテンツが承諾無しに引用された場合は、該当サイトの運営者に電話やメールなどによって、削除の申し立てを行いましょう。

まとめ

ホームページ制作や運営に欠かせないのがSEO対策であり、その妨げになっているのが重複コンテンツです。

サイト内に重複コンテンツがあるとGoogleの検索エンジンの評価が下がり、検索エンジンでの上位表示が難しくなります。

そのため重複コンテンツがある場合は、早めに対処することが大切です。